風しんの流行

  • 2018.08.16 Thursday
  • 23:27

今年(2018年)4月には麻しん(はしか)が流行して大騒ぎになりましたが、

今度は風しん(三日はしか)ですか・・・。

 

結論から先に言います。

予防接種を受けましょう。

女性だけでなく、男性も受けましょう。

 

千葉・東京・神奈川での風しん発生が散見されています。

2012年、2013年に大きな流行がありましたが、

また同じ轍を踏まないよう、注意大喚起です!!

 

なぜ産婦人科医が風しんについて熱く語るか。

それは妊婦さんが風しんにかかると、

赤ちゃんに目、耳、心臓の病気を起こす恐れがあるからです。

そのため、すべての妊婦さんに風しん検査を実施します。

そして免疫力がないと判断された妊婦さんには注意を喚起します。

今は注意大喚起です!!

 

注意喚起と言ったって、どうしたら良いの?

今現在妊娠中の方で、妊娠初期検査で風しんの免疫力がないと言われた方は不安で仕方ないと思います。

残念ながら根本的にはどうしようもありません。

人混みを避ける位のものです。

幸い麻しんほど感染力は強くありませんから、一定の効果があるでしょう。

あとは、同居のご家族に予防接種を受けていただくのも一つの対策です。これについては後述します。

 

妊娠していなければワクチンという対策があるのですが、

妊婦さんはそれを受けられません。

今後妊娠希望の女性は、積極的に抗体検査・ワクチン接種を検討していただきたいと思います。

 

大鳥居医院では妊婦さんにはHI法での抗体検査をしており、16倍以下の方は免疫力不十分と判断します。

該当する女性は次回の妊娠時に同じ心配をしなくて良いように、

産後に予防接種を実施しましょうね。

 

残念なことに、今お子様を希望する年代の男女は、風疹の免疫力が十分でない可能性があります。

2018年時点で

「39歳以上の男性」は一度も予防接種を受けておらず、免疫力のない可能性が高いです。

「28歳以上の男女」は一度しか予防接種を受けていないので免疫力が十分でない可能性があります。

 

今回も現在のところ感染者の多くは30〜50代の男性だそうです。

どちらかというと男性の方があちこち出回る機会が多いのだと思います。

2013年の流行の際は、流行地域へ出張した後にご主人がまず発症し、

続いて専業主婦の奥様も発症した、という話も聞かれました。

 

つまり、ご主人が原因となっているケースも多いのです。

女性だけでなく、奥様やパートナーのいる男性にも、

ご自身のことと自覚していただきたいのです。

その他の同居のご家族も同様です。

妊婦さんに風疹をうつさないよう、予防接種を検討していただきたいと思います。


麻しん流行のときも一時は大騒ぎしました。

これまであらゆる感染症の流行は人智により収束してきました。

しかし我々の意識まで収束してしまってはいけません。

何も、いつも心配して過ごせと言っている訳ではありません。

これを機に、積極的に予防接種という行動をとっていただきたいのです。

 

大田区では風しん抗体検査・予防接種について助成が受けられます。

男性は抗体検査だけですが、

女性の場合は抗体検査・予防接種ともに助成の対象となります。

<<2018年10月26日付修正>>

2018年11月1日以降は、男性も予防接種の助成が受けられるようになります。

積極的にこれを利用して下さい。

 

大鳥居医院では抗体検査・予防接種(MRワクチン)いずれも可能です。

お気軽にご相談下さい。

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